パートやアルバイトのような非正規社員は、正社員に比べると待遇に大きな違いがある。月給制ではなく時給制にしているところがほとんどであり、福利厚生も充実しているとは言いきれない。ただし、正社員より業務上の責任が低く、比較的自分の都合に合わせた働き方ができる点は大きな魅力だ。

介護職のように女性が多く活躍している職種では、結婚や出産を機に仕事を辞め、生活が落ち着いてから現場復帰をする人が少なくないが、そのようなときにパートやアルバイトという雇用形態を選択する人は少なくない。こうしたライフスタイルに合わせやすい働き方は派遣社員でも可能だが、柔軟なシフト対応を求めるのであれば、勤務先と直接雇用関係を結べるパートやアルバイトの方が良いだろう。

ただし、給料については、派遣のほうが若干良いようにも感じる。とはいえ、雇用期間が決まっていないパートやアルバイトの場合は、勤務年数や頑張りに応じて賞与が支給されたり、昇給のチャンスもあるため、そこは頑張り次第だ。尚、多くの介護施設では、資格を取得すれば資格手当が給料に反映されるので、給与アップを目指す場合はに、資格取得は欠かせないだろう。

パートやアルバイトといった非正規社員は、一見正社員より不利な働き方に思えるかもしれないが、自分らしいライフスタイルが実現しやすいのはた確かだ。また、未経験から業界入りをする際にも、ハードルが低いため、自分の現状と職場に求める条件を考慮した上で、働き方を検討してほしい。私がおすすめするこちらのサイト※あなたに合った働き方は？※には、非正規雇用について詳しく書かれているので、併せて読んでおくと参考になるだろう。